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「面白がり」を促すサービスを提供しています
いっぷ句は、アプリに表示されるアートをじっくり観察し、そこから気づいたことや感じたことを五・七・五のリズムに乗せて詠むアプリです。アートの力を活用し自分なりの見方を理解することで、日常の中にある小さな発見に目を向けて「面白がる力」を育みます。(特許出願中:特願2026-226461)

遊び方

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背景・理論 |「面白がり」は世界の見方を広げる
「面白い」という感情は、単なる楽しさにとどまらず、創造性やウェルビーイング等様々な良い効果をもたらすことが知られています*1。

「面白い」という感情は色々な状況で生じ得ますが、一例として、心理学等の先行研究*2を踏まえると、「新しい」かつ「適度な負荷で理解・解釈することができる」事象に出会った時に「面白い」という感情が生じると考えられます。
小さな子どもは、まだ知らないことが多く、物事を理解するための枠組みも十分には形成されていません。そのため、日常のあらゆるものが新しく、挑戦的な対象になります。一方で、年齢を重ね、経験や知識が増えるにつれて、日常の多くのことを「知っているもの」「いつものこと」として捉えるようになり、自然に「新しい」事象に出会う機会は少なくなっていきます。

しかしながら、我々は「大人になっても、見方を変えることで、旅行などの非日常的な体験をしなくても、日常の中に「新しい」かつ「適度な負荷で理解・解釈できる」事象を見つけることができるのではないか。そのようにできれば日常でも「面白い」という感情が得られ、ウェルビーイング勝つ創造的な社会が実現できるのではないか。」と考えました。そしてその考えをもとに、この「面白い」という感情を生み出すための調査・研究を行いました。
研究の結果、「面白い」という感情が、いつもの見方でものを見て(STEP1)、「あれ?」というズレに気づき(STEP2)、このずれを認知する新たな見方を手に入れる(STEP3)という3段階から得られること、そして、「面白さ」を表現することで、新たな見方の理解が深まり、次の新たな見方を探索するモチベーションがわくことが明らかになりました。

我々はこのプロセスを意図的に行い、新たなズレに気付いて「面白い」と思うことを、「面白がる」と定義し、「面白がり」を効果的に実現する4つの中核機能、①アート鑑賞(普段と異なる見方をすることで新たな気づきを得やすくする(異化))、②5・7・5による表現(短くリズム感のある言葉で投稿自体を楽しむ(遊び))、③他者関与(自分にはなかった新しい気づきやモチベーションを得る)、④AIによる自身の視点や思考の分析・フィードバック(自分ならではの面白がりの視点を認識し面白がる習慣の獲得につなげる)を持つ”いっぷ句”をデザインしました。

参考文献
*1Kashdan, T. B., Rose, P., & Fincham, F. D. (2004). Curiosity and exploration: Facilitating positive subjective experiences and personal growth opportunities. Journal of Personality Assessment, 82(3), 291–305.
*2 Silvia, P. J. (2005). What is interesting? Exploring the appraisal structure of interest. Emotion, 5(1), 89–102.,Piaget, J. (2007). The Construction of Reality in the Child. Routledge.
効果
社会人43人に「いっぷ句」を用いた検証を行った結果、被験者が無理なく理想の『面白がり』プロセスを経験できていたことが確認されています。また、心理学等の先行研究*3で用いられている信頼性ある自己認識指標を用いたテストにおいては、日常におけるズレの探索や新たな意味づけの姿勢に関する項目が向上することが明らかになりました。加えて、日常を模した画像に対する気づきを記述する画像テストによる検証では、いっぷ句使用前と比較し、物語や背景を推測する記述や、違和感に関する記述が増えていることが明らかになりました。
これらの定量的調査では統計的な有意差も確認されていますが、利用者に対する定性インタビューからも、日常におけるズレへの探索や出来事の捉え直しといった意識や行動の変容が生じていることが確認されました。これらの結果から、いっぷ句は社会人の日常におけるズレへの気づきや新たな解釈・意味付けを試みる認知・行動変容を促進する可能性を持っていると考えており、この効果を教育・職場・福祉等、様々な場面へ展開可能であると考えています。

参考文献
*3 Kashdan, T. B., Rose, P., and Fincham, F. D.(2004), "Curiosity and exploration", Journal of Personality Assessment, 82(3), pp. 291-305.、Martin, R. A.(1996), "The Situational Humor Response Questionnaire (SHRQ) and Coping Humor Scale (CHS): A decade of research findings", Humor: International Journal of Humor Research, 9, pp. 251-272.、西川一二・雨宮俊彦(2015)「知的好奇心尺度の作成—拡散的好奇心と特殊的好奇心—」『教育心理学研究』63巻4号、pp. 412-425.
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